岩田健太郎著、食べ物のことはからだに訊け!を読んで思ったこと。
タイトルからは健康になるための食事法のような印象を受ける。実際に岩田先生なりの食事や食べ物に関する考え方が述べられている。しかし、最も勉強なったのはタイトルから離れた部分だった。①食べ物や生産者への感謝、②食事の仕方、だった。
①に関して印象的だった本文は、『我々はいろいろな人の恩恵を受けて自分の食を成立させているのであって、他人の助けなしにはちゃんとした食生活を送ることはできません。』という部分。この文章からは、普段何気なく食べ物を食べていたけれどそこには命や生産者の苦労がある事を気付かされた。今はお金を払えば簡単に美味しいものを食べられる。だからこそこの事を忘れてはいけないと思った。
②に関して印象的だった本文は、『早く帰宅し、家族との団欒を楽しむような生活態度こそ、健康への近道なのだとぼくは考えます。』や『健全な肉体は健全な精神からもたらされます。』という部分。精神と肉体は一体だから(デカルトさんごめんなさい)食事の仕方が健康につながるのは当然であると、改めて気付かされた。
食べ物のことはからだに訊け!: 健康情報にだまされるな (ちくま新書)
- 作者:岩田 健太郎
- 発売日: 2015/02/04
- メディア: 単行本
今日はここまで。